限りある時間の使い方を読んで率直な感想

最近話題の「限りある時間の使い方」

SNSで"お正月にこの本よ読んで、今年の目標考えました”

という投稿をよく見かけていました。

 

その投稿たちに並んでいたのは、

”人間の一生は約4000週間しかない"

”やらないことリストを作る”

というキーワードたち。

 

 

読む前はネガティブなイメージだった

これらの投稿を見ての私の率直な意見としては

"4000週間"という一種の煽りに急かされて生きるのは嫌だなぁ

やりたいことも見つかっていない私がやりたくないことリスト作る必要ないかぁ。

というネガティブな感情でした。

 

ただ、私が普段見ているインフルエンサーたちが

何人もこの本についての投稿をしていたので

その人たちの思考を知るためにも一度読んでみようか

と思い、手に取ってみました。

 

率直な感想

ここから先は、「限りある時間の使い方」を読んだ

わたしの率直な感想です。

読んだばかりでまだすべての内容を自分自身に落とし込めているわけではありません

伝わらない文章もあるかと思いますがご容赦ください。

内容の濃い一冊になっていますので、読もうか迷っている方はぜひ手に取ってみてください。

 

一番初めの感想は「読んでよかった」

正直、この本は私にとってかなりインパクトがありました。

実は、こう言ったいわゆる自己啓発本」を読むのを何年か避けていました。

そこに書いてある人たちにわたしはなれないということを悟ったからかもしれません。

 

しかしこの本はそういった人になる方法とかは一切書いてなく、

それよりも「人生とは」「時間とは」という哲学的な気づきを与えてくれる内容です。

 

タイムマネジメント本ではない

本の冒頭にも書かれていますが、これまでのタイムマネジメント本とは全く違います。

「これまでのいかに時間を効率よく使うか」といった内容ではなく

それどころか今までのタイムマネジメント本の考え方を根底から覆しています

 

人生と時間との関係を定義し、

現代人の時間のとらえ方に問題提起をしています。

現代人を「縛り付けるための時間」という存在から解き放ち

本来の「使うための時間」に気づかされた気がします。

 

「限りある時間」を「未来」ではなく「今」のために

「限りある時間」を「仕事」ではなく「趣味」のために

「限りある時間」を「自分」ではなく「みんな」のために

 

(端的な言葉で書くとありきたりになってしまいますね、、、)

 

時間の使い方だけでなく幅広い視点から、人のありかたについても言及しています。

人とは、時間とは、仕事とは、趣味とは、何のために生きるのか、、、

なにか人生に迷っていることがあるひとは、きっと何かヒントを得られるはずです。

 

読んで得たもの

やっぱり言葉で表そうとするとありきたりな言葉になってしまう気がしますが、

この本を読んで「自分のすべきこと」「しなくていいこと」「やりたいこと」「やりたくないこと」を、

「何かを達成しなくてはいけない」「将来につながることをしなくてはいけない」というある種の強迫観念からではなく、

私自身のこころから湧き上がってくる価値観で判断してもよいということ、

また選択をするということに価値があるということに

実感をもって気づかされたような気がします。

 

読んでいる最中、読み終えたとき肩の荷がおりたような心地よい安心感を感じました。

そしてこの感覚を忘れずにいたいと思いました。